日々8割で生きるトリセツ

高次脳機能障害を持つことになったおじいちゃんと、家族のわちゃわちゃな日々

印象に残る声掛けがしたい!!(`・ω・´)

こんばんは、まりもです(`・ω・´)

今日は成人式ということで、成人を迎えられるみなさま、おめでとうございます!!

私は...まぁ、大分前に過ぎていますが、振袖ではなくスーツで参加しました。

振袖写真は年内に撮影しておいて、式当日足元が悪くても対応出来るようにスーツ。

式典終わって帰る頃、雪がちらつき始めたので『良かったな』と。

何にせよ、一生に一度の日です。

日常の中で埋もれがちになる思考を、ちょっとだけ『成人としてのワタシ』に向けてみてもいいかもしれないですね。

何かヒラメキがあるかもしれません。

 

さてさて、高次脳機能障害と向き合っているみなさん。

普段、“声掛け”ってどうしていますか?

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おじいちゃんに話しかける場合、何気なく話の流れで「ねぇ、どう思う?」と聞いても答えは返ってこないこと山の如しです。

これは聞き方が悪いので仕方ないのですが、最初の頃は慣れなくて悩みました。

「あれ?私の話、無視してる?」

そうではなくて、話を振られた認識がないみたいですね。

 

どうしたらおじいちゃんの印象にドカンとアプローチ出来るのか?

 

  1. おじいちゃんにも話を振りたい時には必ず冒頭に「おじいちゃん」を付けるようにする。
    えっ、それだけ?と思うかもしれませんが、まずはそれだけ。
    “誰に話しかけているか”というのをより明確にすることで、「あっ、自分ですかね?」と意識を向けてもらう。

  2. 便利な言葉だけれど「どう思う?」という抽象的な聞き方はなるべくしない。
    (絶対しない、とは出来ないですね...)
    具体的な言葉で聞かないと「はて?何のことかな?」という感じでスルーしがちなので。

  3. 近くにいる時だったら、肩とか腕を軽くトントンしながら話しかける。
    そうする事でより意識が話しかけている人に向くようなので、外出時は特にそうしています。
    “たくさんの刺激がある場所=家以外”なので、確実に聞いてもらうためには大事かと。
    今の季節、静電気にはご注意ください(`・ω・´)

 

日常的に実施しているのはこの3つかな?

何気ないことだけれど、案外効果のあることです。

 

番外編としては、“マスク使用時の表情は大げさ気味でやっと伝わる”という点(笑)

これ最近の入院時に思ったことなのですが、マスクで顔半分が隠れていると反応が悪いのです。

ちょっとずらして口元まで見えると、おじいちゃん本人の緊張も緩和するというか。

相手の気持ちを察することが苦手にはなったけれど、全く出来ないわけではない。

どうかしたら、自分でもそこに気づいてきたからこそ、相手の表情を読もうという意識も働いているのかもしれないです。

...季節柄、出来ることならマスクはあまり触りたくないですけどね(´・ω・`)

 

何となく以前と同じように会話していても、反応が鈍いときは「おっと、そういえば違うんだっけ?」と思ってみて欲しいです。

 

深い井戸の中で「あのね~」って言っているけど、届いていないのかな?

 

よく母がそう言っていて、「なるほど!!」と思いました。

やることがたくさん、とても早いスピードで流れる毎日の中で、“印象に残る”というのはお互いのちょっとした意識の方向で変わるのかもしれないですね。

 

 

次回は『刺激的なお風呂介助(`・ω・´)』をお届け予定(´▽`)