日々8割で生きるトリセツ

高次脳機能障害を持つことになったおじいちゃんと、家族のわちゃわちゃな日々

おじいさんだって、いいじゃない(`・ω・´)

こんばんは、ちょっとスッキリ気分のまりもです(`・ω・´)

何だかんだあるけれど、スッキリ過ごせることは大事ですね。

 

f:id:mago_plus:20180118121513j:plain

 

おじいさんだって、いいじゃない(`・ω・´)

「ん、何が?」

そう思われるでしょう。

 

我が家で、おじいちゃんの部屋は2階、トイレは1階。

日中は行ったり来たりという、そこそこハードな生活です。

 

脳梗塞後、1階にベッドを移すという案もあったのですが...

 

「おじいちゃんは、2階で寝たいし、自分の部屋は大事(´・ω・`)

 

という本人の希望もあり、そのままに。

階段の往復はいい運動になるから、出来ることなら続けた方がいいと。

そうリハビリの先生も言ってくれました。

 

ところが、昨年感染症で再入院。

ガクッと体力・筋力ともに落ちました。

熱も落ち着き、そろそろ退院後の話でも...となった時、
ある看護師さんから言われた言葉。

 

「えっ、在宅ですか?自室2階ですか?...今、寝返りも出来ないのに」

 

文字にすると質素ですが、鼻で笑われつつ言われてしまいました。

 

そう言いたくなる気持ちも、分かります。

実際その時は出来なかったし、治療という不安要素があることで、

自宅以上に高次脳機能症状が色濃く出ていました。

 

でもね、一応希望を言ったのです。

まだ医師から何も説明を聞いていない状態で、退院後の話をされて、
“こちらとしては、こうしたいですよ”という希望を伝えたのです。

 

「おじいさんだから、そこまで求めなくても」

「少しずつ弱っていって、それが老衰です」

 

医師からはそんなことも言われました。

うん、そうでしょう。

一般的に、そうでしょう。

 

思わず「自宅には帰れませんか?」と聞くと、「本人次第」と。

それは、老いも若きもそうなのでは?

そして本人は、諦めていませんよ?

 

その後のリハビリで、自宅に帰ることができました。

ただ帰宅したものの、食欲は戻らず。(入院中にガクッと落ちていました)

お腹の調子は悪い。

明日病院へ行こう、そう思った矢先に吐血して再入院。

 

胃潰瘍でした。

 

幸い出血はすぐに止まり、投薬でいい結果となりました。

胃潰瘍に出来た日付は書かれていないけれど、直前の入院中に異変はあった。

急に元気がなくなり、食欲も減退。

毎日会いに行っていたので、何かおかしいと。

 

胃潰瘍治療と並行して、担当医がリハビリも積極的に入れてくれました。

そしてリハビリ士さんが、とても良くしてくれました。

おかげで、感染症前よりもいい状態で帰宅。

はつらつとしている分、前よりぶつかる部分もありますが、元気です。

 

年齢としては87歳、高齢です。

けれど、“高齢”と一括りにはしないで欲しいのです。

ひとりひとり、性格も病状も環境も違います。

 

「だって、できないでしょ」

 

と言ってしまう前に、できないでいる理由を探して欲しいのです。

掘り下げてみると、理由は思いがけないところにあったりします。

一緒に考える、一緒にみてみる。

 

リハビリ病棟に入院していたとき、チームで考えてくれました。

だからこそ、自宅復帰できたと思います。

そして「おじいさんだからね」と言う人はいませんでした。

 

「まずやってみよう?」

 

そう言って挑戦させてくれた環境があって、本当に良かった。

大変だったとは思うのですが、とても感謝しています。

今でも病院で偶然会えると、嬉しいものです(*´▽`*)

 

どんな年齢の人も。

ちょっとでも挑戦したい気持ちがあるのならば、できる範囲で挑戦した方がいい。

まずはやってみて、ハードルが高ければ下げてみて。

それでも無理な時は、違うハードルに変えてみて。

やらないよりは、やってみたほうが、後悔の質が変わると思う。

 

87歳、おじいちゃんを見ていて感じたことです(*´▽`*)

 

 

次回は『まりも、“ボタン”を購入(`・ω・´)』をお届け予定(´▽`)